
Chika

最新記事 by Chika (全て見る)
- KF94マスクのおすすめ装着方法 - 2022年2月14日
- KF94マスク 比較と特徴 - 2022年2月14日
ペン型ボイスレコーダーといえばMEDIK(メディク)の看板商品として長年愛され続けている「VR-P003R」です。
今回はそんな人気商品の開発者が徹底解説をしますのでご興味のある方はぜひ最後までお読みください。
もくじ
ペンとしてボイスレコーダー
先日とあるメーカーさんに質問があって電話をいたしましたが、自動アナウンスで「この通話はサービス向上のため録音されます。予めご了承ください」という音声を聞くことが多くなったと思います。
サービス向上ももちろんですが、オペレーターの保護が目的、トラブル防止、というのが本当でしょう。
録音していると言われると、多少なりとも気を使いますよね。
さて、ボイスレコーダーの本質は当然録音。
何を録りますか?
ボイスレコーダーに馴染が無い方は会議、インタビュー、自声を録音する音声メモ。
この辺りかとおもいますが、当店の人気商品「ペン型ボイスレコーダーVR-P003R」の商品レビューをみてください。

VR-P003Rの商品レビュー評価を見る
いっぱいありますが、頑張って全部見るとパワハラ、セクハラ、浮気、不倫…暗い使い方が目立ちます。
中にはパワハラを受ける側ではなく加害者になる可能性があるので自分の話を録音するっていう方もいらっしゃいます。
つまりは録音を目立たずに行えるのがペン型ボイスレコーダーの最大の特徴であり、本来のボイスレコーダーの姿かと思います。
開発したのは今から約20年前
当時はビジネスツールとして使ってもらおうというつもりで開発しましたが、今ではボイスレコーダーの暗い使い方の代名詞となってしまいました。
こちらのVR-P003Rは20年前に設計開発してどんどん改良されていき、現在ではこの状態になっております。

今ではペン型ボイスレコーダーは安価な物から高額なものまで沢山ございますが、VR-P003Rは高額な部類になります。
それには理由があるんです。
まずはペンとして。
本製品の開発者としてはボールペンとして優れていると言われるとすこぶる嬉しい。
とにかく書きやすいちゃんとしたボールペンを目指しました。
人間工学から直径11.5~12mmがペンとして最適と文具の専門家にいわれ、その通りに12mmでペンデザインを行いました。
得てしてこういう学者さんは中身の都合など考えずに意見を言ってきます。
まぁ当然ですが。
ペン型ボイスレコーダーの基盤設計
次いでボイスレコーダー基盤を内部に入れ込む設計をするわけですが、ボイスレコーダーの電子回路自体は米粒以下のパーツがほとんどなので問題ないのですが、肝心のメモリー幅がこの12mmのペンボディに物理的に収まりません。
これが理由で世の中のペン型ボイスレコーダーは14mmの製品が多いのです。
仕方なくメモリーの独自開発に踏み切りました。

一口にメモリーと言っても色々構造の種類があります。

市販のSDカードなどに採用されているメモリーの種類はTLC方式と呼ばれるメモリーで、実は書込み耐久は500回程度です。
とはいえ、ボイスレコーダーや写真収録ではTLC方式のメモリーで十分とされています。
当社のVR-P003Rも本来はTLC方式で作りたかったのですが、独自開発メモリーという事でさらにランクが上のSLCメモリーでしか作れませんでした。
SLC方式なんて飛び抜けた耐久性のメモリーを採用した理由は、こんな事情です。
しかし、このメモリー採用。明らかにオーバースペックと思われましたが、他の音声メモ程度に使われるボイスレコーダーと違い、パワハラ、セクハラなど重要度が高いシーンで使われることが多いのもペン型ボイスレコーダーの宿命。
一度の録音エラーも許されない状況では決してオーバースペックではありません。
その証拠に商品レビューをみていただくとわかるように「他社の安価ペン型ボイスレコーダーで失敗したので買い替えです」など信頼性を求めてVR-P003Rにたどり着くお客様も少なくありません。
当然一般的なメモリーを搭載する安価のボイスレコーダーと違いそれなりにコストがかかります。
そのコストに似合った品質と性能を持つペン型ボイスレコーダーになりました。
さらに詳しく自慢します。
ボールペンとして掘り下げましょう
ボディはアルミの削り出し。金型でポンポン生み出されるものではありません。
一本一本アルミの棒を回転させながら削って作られます。
削り出しだとボディの真円が出て真っ直ぐでムラのないペンボディが作られます。
またアルミの塊なのである程度の重みがあり重厚感につながり高級感が増すとともに筆記のし易さにつながります。

レコーダー回路がペン後端に入るのですが、重心が後ろ側でなく中心に来るように設計されています。
これもペンとして重要な重量バランスになります。
さらに肝心のボールペン芯。

こちらも以前は国内の某ボールペンメーカーの芯を流用しておりましたが、インク漏れや筆記の引っかかりなどがあり、当社のVR-P003Rとの相性が良くないことがわかりました。
最新バージョンでは替え芯まで独自開発です。
加圧式のボールペンかと思われる程のなめらかで均一な筆跡が残せます。
なめらかな書き味にもかかわらず、適度な抵抗があり、字が上手くなったかと錯覚する程です。(ま、人によりますが。)
内蔵されるボイスレコーダーは録音音質が大変良い
その理由は実は内蔵バッテリーにあります。

ここ最近のバッテリー進化は目覚しいです。
小型にもかかわらずパワーが上がったため搭載するマイクに十分な消費電力を費やすことができます。
これによりより高性能なマイクが搭載できました。
当社の長時間録音用のボイスレコーダーと比較するとその音質の差は歴然です。
バッテリー容量がアップすると一般的なメーカーだとセールを考えて駆動時間を伸ばそうとします。
目に見えるカタログ上の数字的なメリットを考えます。
私らは目には見えない音質という部分にこの電力を使いました。
これが拘りというもんです。
本製品のバッテリー駆動時間はごく一般的ではありますが、一回の満充電で16時間~20時間動くので十分でしょ。
その他の当然と思われる機能は十分網羅しております。
- 録音日時記録
- 音声起動録音
- 音質変更
- PC通信バックアップ
など。
VR-P003Rは録ったその場で聞けるというのも大変便利。
リモコンとイヤホンの接続で再生操作と聞くことができます。

イヤホンで聞く仕様であることも録音音質がクリアに聞こえる要因でもあります。
このペン型ボイスレコーダーを始めて録音して聞いた方はその音のクリアさに大変驚かれますが、見た目がペン型なのでこれほどいい音で録れているとは思わないのでしょう。
有難いことに沢山の商品レビューがたまっております。
有難いお声もたくさんあるのですが、読んでいて飽きないです。
すっかりお話が長くなりました。
当社の営業にも言っておりますが、なるべく商談は録音しなさい、と言いつけております。
トラブルとかではなく、録音したものを再度早送りしながら聞き直すとご要望がよく理解でき、ミスが無くなります。
ペン型ボイスレコーダーをまだ持っていない方、持っていても他社製の方、是非VR-P003Rをご検討ください。
まとめ
お、お伝え忘れました。
現在レビュープレゼントで端子キャップをプレゼントしております。
ペン後端に孔が空いております。こちらが気になる方へキャップを作りました。

左がキャップ無。右がキャップ付き。これだけの差ではありますが。
この端子キャップ。高いとか最初からつけておくべき、など意外と悪評ですが、結構原価高いのです。
プラスチックなどで仕上げれば原価数十円でできますが、装着中に折れると大変なことになります。
形状的に折れやすい形状なので。
こちらもペンボディと同様にアルミの削り出し、表面処理にアルマイトをかけております。
小さいパーツですが、結構な代物です。
本体に付属してしまうと本体単価を押し上げてしまうため、別売としました。
商品レビューはお店にとって大変有難いことなのでプレゼント商品として利用させていただきました。
小さいパーツですので無くしやすいです。
無くしてしまったら是非買ってください。
